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2006年05月27日

親のありがたさ <p>

数日前、久方ぶりに母の顔を見れた。

嬉しかった。
嬉しすぎて、お土産に持ってきてくれた
焼津産 かつおのたたきを仕事の帰り際に食べてしまった。
motosalgo0018.jpg

静岡出身ではないんですが
この「かつおのたたき」が好きで
母は覚えてくれていたのだ…。


ぜんぜん親孝行出来ていない…


    ごめんね…。

と思う。


どの人にも「おかあさん」はいると思うけど
一緒にいられるかそうでないかはいろいろ…。


なかなか合えないとはいえ
自分の現状に感謝しなければとも思う。


親に対して

  ああもしたい こうもしたい

たくさん思うことはあります。


でも、なかなか思うようには
親孝行できない。


自分が大人になって、親の人生を自分と重ね合わせると
同じように出来るだろうかと思う。


思い返しただけでも、いろいろな出来事があった。
いろんな苦労があっただろう・・・と思う。


子供の私はノーテンキだった。
今になってホントに思う。

第二次世界大戦、その戦後を経験した人たちの
「強さ」というか骨太さと自分を比べると
甘っちょろいもんだ・・・。

子供の頃、好き勝手な事をよく言った。
懐具合も知らず、あれがしたいこれがしたい。

   ○○ちゃんも持ってるから、私もほしい!!

・・・とかね。


そんな時、どこの家でもそうかもしれないけど

   ヨソ(他の家)とウチ(自分の家)は違う。

といわれた事もある。


ホントにそうなのだ。
私はヨソの家の普通を親に押し付けていた。


思いやりのない言動をすると


   人の気持ちになって考えなさい!


とこっぴどく怒られた。


ごはんの材料のお買い物に付いていって
お菓子をねだる…。
  
      一個だけやで・・・

と言われ、自分の分だけカゴに入れると


   兄弟の分も入れなさい、みんな同じやからな。


と言われた。 


小学生の頃、隣に立ったビルのお陰でTVが映りにくくなった。
自分ちのアンテナをビルの上に立てさせてもらえないだろうか。
と近所の数件がいいに行くと、数件はOKだったのに
私の家はOKをもらえなかった。

  
         なんでや!


子供ながらに、どうしようもない気持ちなって
近所の子供達をそそのかして、そのビルの壁に
ドロだらけの手で手形をいっぱいつけたことがある。


          怒られた。


ビルの持ち主にではなく、親に…。
親達は、ビルの壁を子供に代わって掃除して
綺麗にしてくれた。


        ごめんなさい。


人から受けたいやな気持ちをを、同じように返してはいけない。
と教えられた。


  いやな気持ちは、また自分に返ってくるから…。


そういうことだったんだと思う。
どこで止められるのか、自分の頭次第だった。


…いろんな事を思い出しながら
年老いても元気そうな顔を見て嬉しかった。


仕事の帰り道、そんな気持ちで
スクーターに乗って帰ってると
池田市役所前の交差点で飲酒検問…。


もち、飲んではいません。
しかし、帰り際に食べた「かつおのたたき」…
私の好きそうな薬味を一緒にくれた母。


    ニンニクが入っていた。


いつもならそんなにたくさん入れないのに
その日は嬉しさからか、ちょっと多めに入れていた。


おまわりさんに


    あ、女性の方ですね。お酒の検問してます。


と言われ、顔をヘルメットに近づけられ…


   あぁ…ごめんなさい。きっと、すげぇニンニク臭

           ふぅ~


口を尖らせて息を出したけど
女性と甘んじていたおまわりさんは
強烈なニンニク臭を嗅ぐハメに…


池田警察のおまわりさん…ごめんなさい。

投稿者 kato : 2006年05月27日 21:24