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2006年01月07日

鼓動 <p>

年末に読み終えた本

 『鼓動』いのちのビート響かせて

日本の伝統芸能である『能』の大鼓奏者 大倉 正之助さんが
の自伝ともいえる作品です。

骨の太いチャレンジ精神とまっすぐな気持ちの持ち主。

『能』『大鼓』の事そして『バイク』の事
大倉さんの思想は、この伝統芸能とバイクという乗り物の
ふたつの輪から様々な事を感じ取り豊かな心が伝わってくる。

この人もカトちんと同じ、一生バイクに乗り続けるであろうと思う人だ。

バイクで何度か大きな事故にあったにも関わらず
バイクに乗り続けるのは、『自然』との接点を感じるからという。


確かにバイクは人間がむき出しの状態で乗る乗り物で
雨の日には雨に打たれ、夏には熱さを冬には寒さをモロに感じる。
風の心地よさを感じ、スピードを感じ、周囲の匂いさえ感じる乗り物だと
私も思う・・・


自然に限らず、厳しさと心地よさの両方を感じ取れる乗り物
そんな感じかな?


自分の表現手段として、このふたつの輪を選ばれたのだろう。
そして、人の伝え続ける。

その伝え方のチャレンジ精神は頭が下がる思いがした。
自分に厳しい課題を課し、解りやすく心地よく人に伝えるやり方は
一期一会にも通ずる日本人が大切にしていた気持ちだと思う。


生きていくという事の中で本当に大切な事
その本質をモトサルゴもバイクで表現できたらすばらしいなぁ~

  ・・・しかし、その道は獣道かもしれんぞ  今の時代・・・

と思いながら、こりゃ一生かけてやる仕事だなと
まだまだ甘い自分を思い知らされました。

『伝統』と『バイク』このふたつは私にも切っても切れない関係がある。
そして、このふたつは案外、共通する事があったりする。
私自身もこのふたつの事を実は、何年も考え続けている。
答えは・・・一生かかる謎解きだ。

一途にひとつごと・・・きっと、花咲く日がくると信じて
ひとつひとつ大切にやっていこう・・・と力が沸いたのでした。

投稿者 kato : 2006年01月07日 20:24