ct110/モトサルゴHPへ戻る

« ASHオイル <p> | メイン | 仕事しながら思うこと <p> »

2006年07月04日

中田英寿 引退 <p>

今日はどこのブログもこの話題かな。

朝のTVで知ってあんまりサッカーに興味のない私も
ページを見に行きました。

プロと呼ばれるスポーツ選手って競技に関係なく
同じ様な気持ちなのかな・・・と

「好き」ではじめたその競技、深く関われば関わるほど


    「好き」だけでは済まなくなる。

        「楽しい」だけでは済まなくなる。


はじめの純粋な気持ちを片隅に持ちながらも
様々な出来事乗り越えなければいけない。


そのうち、「競技の事だけを考えていればよい」とか
自分の事だけ考えているだけではいられない状態ではなくなる。
自分の周りを囲む人間がどんどん増えてくる・・・


スポンサーとのお付き合い、サポートしてくれる人達との人間関係
仕事としての関わりあい方、そして、仲間とのコミュニケーション…
注目される人物になればばるほど人間が集まってくる。


「選手」と名の付く人は、熱い気持ちを持っている人が多いと思うけど、
その熱い気持ちをコントロールできる人は、かなり少ないのでは?
コレがうまくできる選手は、一流だと思う。

熱い気持ちは、時にいらぬ方向にも向いたりするし
熱くなりすぎて気持ちがフレキシブルに
動かなくなる時もあるんじゃないかな。


「苦しい」「スランプ」「思い通りに行かない」
イライラする気持ちを抑えて、表では笑っていないと
前向きに見えないといけない。
自分の思いをぶちまける時もあれば、飲み込むこともある。


選手としても自分自身が向上しないといけない。
トレーニング、練習を重ね、賞賛される自分でありたい。


そんな中で、自分の事について『一喜一憂』する人たちのパワーを
繊細に感じ取ると壊れそうになっちゃいますよね。


普通に生きていても同じような想いをしたりしますが
『自分の世間でのポジション』を自覚しているメジャーな人たちは
私が感じる「それ」の何十倍いや何百倍もの(いや何千倍かも)
プレッシャーとして受けているだろうと思う。


そういえば、シュワンツが現役を引退する時

     モチベーションを失った。

と言ったと記憶している。

レイニーの事もあってそういったのかもしれないけど
選手にとってモチベーションを失った時
それは、続ける事のできない最大の理由かもしれないと思う。

中田も少なからずそんな気持ちなのではないのかな。
モチベーションを失わない為に、どれだけ己と戦っただろうとも思う。


…競技をするに付いて、数億円の契約金をもらう人
まったくもらえない人。そんなことは関係なく
「選手」といわれる人は少なからず自分との戦いの中に
生きてるんだなぁ…


お疲れ様と言いたい。
そして、たくさんの人の心に自分の生きざまを
見せてくれた事に感謝したいとも思う。

次を楽しみに注目したい人だと思った。

投稿者 kato : 2006年07月04日 22:42