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2005年12月26日

安全というもの <p>

昨夜、また大きな鉄道事故があった。

臨時ニュースを見てまもなく
「こやまんさん」からメールが入った。
すばやい!!!!!!さすが鉄道マ○アだ・・・

しかし、今年は2度目になってしまった鉄道事故。
心が痛む報道が続く・・・。

今年は様々な物の安全神話が崩れたように思う。
マンション耐震偽装事件もそのひとつ。

地球という星に人間という生き物が作り上げた世の中
普通に生活していても「安全」というものは、今も昔も
そんなに簡単に手に入る物ではないのかもしれません。

考えてみれば、人間は便利に簡単に安全や快適を手に入れる為に
いろんな物を作り出してきたんだと思います。

物はどんどん進化して行くのだけれど
自然の強さと人間、人間と人間の関係の「道理」
忘れてはいけないのかもしれない。

ある大企業の社長がTVで持論を公表していた。

   事業は合理化を求めなければならない。

アメリカナイズされたご意見だな・・・と
話の続きを聞いていると

この社長の合理化というものの考え方にハッとした。

合理化と聞くと無駄をなくして効率よくすること・・・
ようするに、リストラや業績の悪い事業の撤退などだと
思っていたのだけれど、この社長の合理化は少し違っていた。

業績の悪い事業は切離したが、日本の雇用という地盤を
考えると「終身雇用」という地盤がある。
人に対しては、その地盤を元に合理化をしたそうです。
つまり、リストラはしなかった。

「合理」というのは、無駄を排除することではなく
道理にかなう事、理論にあう事と辞書にも書いてある。

現状の道理や理論に合った考え方をしなければ
よい方向には進まないんですね・・・

日本の安全神話の崩壊も奥底には
この「合理」というものの大切さを
欠いてしまったのかもしれません。

ちょっと考えさせられた一言でした。

投稿者 kato : 2005年12月26日 20:04