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2010年02月15日

コース(サーキット)の安全性

昨日から雨が降っております。

冷たい雨です。

今日はPがお休みをいただいているので、代わりにカトちんが書きます。


現役中、

転倒は数々ありますが(苦笑)、雨の日に転倒すると路面との摩擦係数が低い分、

結構な距離を滑走します。

一番滑走した記憶にあるのは、

'90年の4月にあった、全日本鈴鹿大会での国際A級「TTF-1」クラスに

「RC30 カップヌードル号」で出場した、金曜日の練習でのこと。


その日は、朝から雨で2回目の練習の時、何周目かは忘れたけど、

裏直(うらちょく)後の130R。

スプーンを立ち上がって、3,4,5速・・・と、ギアを上げ、

ストレートを昇りきったところぐらいで、6速にはいる。

130R手前、120m地点のブレーキングポイントでは

       6速-13,000rpm, 時速にして270km/h ほど。


いつも通りにブレーキを掛けた瞬間、フロントから ”ステンッ”と、握りゴケ。

そのままコースを一直線に滑り、グリーンに出たところでゴロゴロ飛ぶように転がり、

クラッシュパッドの手前でようやく止まりました。


前走車もなく、巻き込んだりしなかったのが幸いで、

雨ということも幸いし、身体の方も転がったことによる打ち身程度。

マシンを修復し予選(ウエット),決勝(ドライ)も無事に走る事が出来ました。


その時の130Rは、グリーンも広く障害物にもヒットすることなく無事だったのですが、

私がレースを始めた頃の130Rは、

スピードレンジからするとコケたら即クラッシュパッド、と言う感じでした。


年々、世界的にコースは改修されグリーンは広くなり安全性は高くなってますが、

予想にしてなかった事、ありえない事が起こるのが世の常。


現役の頃は、

コースやレース運営の安全性を予選前にライダーが話し合って、

サーキット側,MFJ側に「改善」を申し出る事もしばしば。


その頃はお互い、最善の努力をしていたので、

コース脇にクラッシュパッドが増えていたり、

翌日のタイムスケジュールが代わっていたり、

走る側は、走行後にピットのシャッターを早々と閉めたりせず

(ワークスは結構すぐに閉めてた。企業秘密が多いようで・・・)

シャッターをできるだけオープンにして、

お客さんに楽しんでもらえるようにするとか、

走る側も運営する側も気を配っていた。


直接、安全面にかかわる事だけではないが、

    ”言わないと,伝えないと”

わからないことがある。

安全性など、走る側が一番良くわかっているはずなのだから・・・。

投稿者 kato : 2010年02月15日 20:23